【インタビュー】これから障害年金の申請を考えている方へ

本日はよろしくお願いします。はじめに、これまでの経歴を簡単に教えていただけますか。
よろしくお願いします。わたしは福祉や年金といった分野とは無縁の環境で、20年以上にわたり営業職として勤務していました。そのため仕事には関係なかったのですが、たまたまメンタル不調や発達障害がある方のコミュニティに参加する機会があり、彼らが感じる「生きづらさ」や「世間の壁」に強い関心を持つようになりました。

そこで障害年金のことも知り、社会保険労務士資格の取得を本気で考えるようになったことが直接の動機でした。

これまでに、佐久間さんは年金事務所で勤務されたこともあると伺いました。

年金事務所では、直接、障害年金を担当していたわけではありませんが、日々多くの年金記録に触れる中で記録を正確に読み取る力が身についたことや、制度趣旨への理解が深まったことで、従来以上に障害年金を取り扱う意識が強くなりました。

障害年金の請求では、保険料納付要件の確認、受給の可能性や最適な請求方法を検討する上でも、細かな記録の確認が欠かせません。また、就労に関する申立書を作成するときにも、審査側にきちんと伝わる形にするには記録から情報分析する必要があります。

障害年金にもいろいろな区分があるかと思いますが、そんな中で、精神疾患や発達障害を中心に携わられている理由は何でしょうか。
一番の理由は、発達障害やメンタル不調でお困りの方を、制度面からしっかり支えたいと考えているからです。

精神疾患は症状が数値では表しにくく、他の傷病に比べて認定のハードルが高く感じられます。そのため、どのように症状や困りごとを伝えればよいか悩まれる方が多く、実際よりも軽い診断書になってしまい必要な制度が届いていない現実があります。

だからこそ、私たちのような専門家が間に入り、伝え方や手続きの進め方を丁寧にフォローすることが大切だと考え、この分野に特化してサポートを行っています。

お客さまからは、どんなご相談を寄せられることが多いですか?
当事務所には、うつ病や発達障害、不安障害などの精神疾患で通院されている方から、「自分が障害年金の対象になるのか知りたい」「働いているけれど申請してよいのか不安」「いつを初診日と考えればよいのか分からない」といった内容でご相談をいただく機会が多いです。

また「病歴や就労状況をどう書けばよいか分からない」「主治医にどう切り出せば診断書を書いてもらえるのか心配」という声もよく寄せられます。

こうした不安や疑問を一つずつ整理しながら、その方の症状や生活、働き方に合った請求方法を一緒に考えていきます。

実際に手続きを進める上で、お客さまが手続きの中で困っていることが多いポイントなどあれば教えてください。
「いつが初診日になるのか分からない」「昔通っていた病院が閉院していて、証明をどう取ればいいのか分からない」といったご相談がとても多いです。初診日の証明がうまくできないと、そもそも請求が進まないため、大きな不安になりやすいポイントです。

次に多いのが、診断書や病歴・就労状況等申立書の書き方に関するお悩みです。「主治医に何をどう伝えれば今の状態がきちんと反映されるのか」「日常生活の困りごとをどう表現すればよいのか分からない」と戸惑われる方が少なくありません。

精神特化にする理由にもあるように、精神の障害は数値で示しにくく、日常生活や仕事での具体的な困難さを書面で伝えることがとても大切になりますが、これをお一人で整理するのは簡単ではありません。

初診日というのは障害年金の手続きではよく耳にしますが、やはりお困りの方が多いのですね。
はい。初診日は、障害年金の手続きの中でも特にお困りの方が多いポイントです。
初診日について、もう少し具体的に伺ってもよろしいですか?
例えば、最初は不眠や動悸などで内科を受診し、後から心療内科や精神科に通われることも多く、「どこまでさかのぼれば良いのか」「どの日が初診日になるのか」が分からなくなりがちです。

また、通院から年月が経っている場合には、当時の病院が閉院していたり、カルテが残っていなかったりして、どのように証明すれば良いのか悩まれる方も少なくありません。

時間が経つと記憶も記録も曖昧になりやすいので、確かに証明するのが難しそうです。
そんなとき、当事務所では、思い出せる範囲の通院歴やお仕事の状況を一緒に整理しながら、考えられる初診日の候補や証明の取り方を丁寧に確認していきます。「初診日がはっきりしないから申請は難しいかも」と感じている方こそ、早めにご相談いただきたいと考えています。
いまの話題とも関連しますが、「年金の受給は難しいのではないか」と思われるケースでも社会保険労務士さんに相談することで突破口が開けるケースは多いのでしょうか。
「自分のケースでは難しいかもしれない」と感じてご相談に来られた方の中にも、その後、無事に受給につながった例は少なくありません。

また、「初診日がはっきりしない」「途中で仕事に就いたことがある」「以前に自分で請求して不支給になった」といった理由から申請をあきらめてしまう方もいらっしゃいます。

ですが、通院歴やお仕事の状況を整理し直すことで、申請するタイミングや、もう一度チャレンジできる道が見つかる場合もあります。もちろん、どのケースも必ず受給できるというわけではありませんが、お一人で考えていると「難しそうだからやめておこう」と早めにあきらめてしまいがちです。

当事務所では、まず現在のご病状やこれまでの経過を丁寧にお伺いしたうえで、可能性や注意点をできるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。「受給は難しいのでは」と感じていても、一度専門家に意見を聞いてみる価値があると考えています。

難しいかどうかも含めて、まずは専門家に相談してみるのも一つの手ということですね。ところで、障害年金の申請では、初診日のほかに診断書についても話題をよく目にします。先ほどの話題とも少しかぶりますが、ご本人さまですと進めるのが難しい面もあるのでしょうか。
障害年金の診断書は、その内容が受給の可否や等級に大きく関わるため、ご本人だけで進めようとすると不安を感じやすい部分だと思います。

特に精神の障害では、日常生活や仕事での困りごとを短い診察時間の中でうまく伝えきれず、「自分の実感より軽く書かれている気がする」と悩まれる方も少なくありません。ただ、診断書自体はご本人やご家族でも取得できますし、自分で申請を行うことも可能です。

そのうえで、診断書の内容が現在の状態と合っているか、病歴・就労状況等申立書との整合性がとれているかなど、判断が難しいところについては、専門家のサポートがあると安心です。そして、精神面で負担の少ない形で申請していただけるメリットがあると考えています。

いま少し触れていただきましたが、診断書を書いてもらえたとしても「この診断書の内容だと生活の実態と合っていないのではないか」「年金の申請にあたって、状況を伝えるのが難しいのではないか」といったご不安もあるようですね。
はい。実は、そのような不安を抱えてご相談に来られる方はとても多いです。

精神の障害では、診察室での様子と、家での過ごし方や職場での困りごとが大きく違うこともあり、「診断書を見たら、実際より軽く書かれているように感じた」というお声もよく伺います。障害年金では、診断書の内容が審査結果に大きく影響するため、生活実態とのずれはできるだけ小さくしておくことが大切です。

そのため当事務所では、診断書を受け取った段階で内容を確認し、日常生活や就労の状況と比べて気になる点がないかを丁寧に整理していきます。そのうえで、病歴・就労状況等申立書の書き方を工夫したり、可能な範囲で主治医へ加筆修正を依頼しながら、「できる限り実態に近い形で伝える」ことを心がけています。

しっかりヒアリングした上で、調整していくことが大事のようですね。ところで、障害年金の申請に携わられている社労士さんは多く、ウェブを検索しても多数のホームページが表示されますよね。そんな中で、佐久間さんの事務所の特徴はどのようなところにあると思われますか?
当事務所は、障害年金の中でも精神の障害を中心として申請サポートを行っていますが、メンタル不調がありながら就労している方の労務相談にも注力しています。

「障害年金を受け取りながら、自分らしく働くこと」を一緒に考えることを大切にしているので、就労移行支援事業所様と連携して、障害年金をテーマにしたセミナー開催にも特に力をいれています。

障害年金制度の活用支援を軸にしながらも、手続き代行だけで終わらずに、これからの働き方や生活のペースづくりも含めて、その方らしい生活の土台づくりをお手伝いできる相談窓口であることが特徴だと考えています。

また、当事務所では代表である私がすべてのご相談と手続きを担当しています。

かならず、直接に社労士さんご本人が対応いただけるのは安心ですね。
そうですね、初回のご相談から申請書類の作成、結果が出るまでのフォローに至るまで、状況をよく理解した同じ担当者が一貫して対応できる点が一つの強みだと考えています。

お一人お一人の背景やお気持ちを大切にしながら、時間をかけてお話を伺い、申請の方針を一緒に整理していくことで、「自分のことを分かってくれている人に任せられる」という安心につながればうれしく思います。

他に、佐久間さんの事務所の特徴があればお聞かせください。
現在、うつ病や双極性障害、発達障害など精神疾患に特化した障害年金の申請サポートを主な業務としていますが、前職の大手事務所では、内部疾患や心臓疾患、肢体の障害、難病など、精神以外のさまざまな傷病についても数多くの申請を担当し、受給につなげてきました。

そのため現在も、「精神特化」を掲げながら、全ての傷病による障害年金のご相談に対応可能です。

精神疾患に関する豊富な事例とノウハウを軸にしつつ、「精神のみ対応」ではなく、複数の病気をお持ちの方や、主な症状が身体面にある方からのご相談にもお応えできる体制を整えている点が、当事務所の特徴のひとつだと考えています。

ウェブから障害年金の申請に関する相談先を探すとき、数字が大きく出ていることの多い「受給率」の高さがどうしても目立ってしまう気がしますが、社会保険労務士さんに相談する上でのポイントなどあれば教えてください。
障害年金を専門にしている事務所の多くは高い受給率を掲げており、その差だけで優劣をつけるのは正直むずかしいところだと思います。受給率はあくまで一つの参考情報と考えたうえで、「自分の話をきちんと聞いてくれそうか」「説明が分かりやすいか」といった点も含めて見ていただくことをおすすめしています。
まず相談してみて、話をちゃんと聞いてくれるか、緊張せず言いたいことを伝えやすいかなどを確認してみるのがよさそうですね。
そうですね。社労士選びの際には、ぜひ無料相談を活用してみてください。実際に顔を合わせる、あるいは直接話してみることで、対応の丁寧さや相性、ご自身の不安にどのように向き合ってくれるかが感じられるでしょう。

障害年金の手続きは結果が出るまで時間がかかるため、「数字」だけではなく、「この人になら一緒にお願いしたい」と感じられるかどうかを大切にして選んでいただければと思います。

ご相談いただく方は、どのあたりの地域の方が多いのでしょうか。やはり横浜市など地元の方が多いですか?
直接お会いしてのご相談は、横浜市や藤沢市、鎌倉市など周辺エリアの方が中心になりますが、障害年金の申請手続きそのものは、電話やメール、オンライン面談、郵送のやり取りだけで最後まで完結させることができます。そのため、神奈川県外を含めた遠方の方からのご依頼や、一度もお会いすることなく受給に至ったケースも少なくありません。

外出が負担に感じられる方や、人と会うことに緊張がある方でも、ご自宅から落ち着いてご相談いただける体制を整えていますので、地域にかかわらず安心してお問い合わせいただければと思います。

最初のご相談はメールやLINEでもよいのでしょうか?
メールやLINEのみでもまったく問題ありません。むしろ「いきなり電話や対面は緊張する」「まずは自分の状況を書いて整理したい」という方が多いため、当事務所ではメールやLINEからのお問い合わせを積極的におすすめしています。

お困りごとや通院状況などを文章でお送りいただければ、こちらで内容を拝見したうえで、障害年金の対象になりそうか、今後どのような進め方が考えられるかといった点を丁寧にお返事いたします。

その後も、ご希望に応じて電話やオンライン面談に切り替えることもできますし、最後まで非対面でのやり取りで完結させることも可能ですので、今いちばん負担の少ない方法でご相談いただければと思います。

ありがとうございます。話題が変わりますが、障害年金の申請を取り巻く状況は、以前と比較してどのように変わったと思われますか?

(※)インタビューは2026年に行われました。

この数年で、障害年金をめぐる状況は少しずつ変化してきたと感じています。

特に精神疾患については、不支給となる件数の増加などから、以前より審査が厳しくなっている印象がありますし、日本年金機構による認定調書の破棄問題が報道されるなど、審査の在り方そのものが問われる出来事もありました。

一方で、新規請求の中では今も精神疾患による申請が大きな割合を占めています。そのため、精神の障害については「とりあえず出してみる」というよりも、初診日の確認や年金記録の整理、診断書や病歴・就労状況等申立書の内容をしっかり準備したうえで、慎重に手続きを進めることが以前にも増して大切になってきていると思います。

本来受け取れるはずの方がきちんと受給につながるよう、制度の動きを踏まえた丁寧な準備が重要な時期だと感じています。

「受給は難しそう」とか「とりあえず申請してみよう」ではなく、事前の準備がより大事になってきているということですね。このインタビューもそろそろ終わりに近づきましたが、いままでお話いただいたことに関連して、他になにかあれば教えてください。
はい。これまでお話ししてきたように、障害年金の手続きは、初診日の整理や年金記録の確認、診断書や病歴・就労状況等申立書の準備など、とても気力と集中力を必要とする作業が続きます。特に精神疾患や発達障害をお持ちの方にとっては、「自分ひとりで最後までやり切る」こと自体が大きな負担になってしまうことも少なくありません。

だからこそ当事務所では、単に書類を整えるだけでなく、「今の体調や生活のペースを崩さずに、どう進めていけるか」を一緒に考えることを大切にしています。

このページをご覧になって「自分のケースはどうだろう」「ここまで頼ってもいいのかな」と迷われている段階でも構いません。まずはメールやLINEで、今感じている不安や疑問を短くお聞かせいただければ、それを出発点に一緒に整理していきたいと思っています。

最後に、障害年金の申請でお困りの方に一言、アドバイスをお願いします。

不安やしんどさでいっぱいのときに、障害年金のことまで一人で抱え込む必要はありません。

最初は制度の仕組みや手続きの流れがよく分からないのは当然ですので、完璧に準備できていなくても大丈夫です。「自分の状態で対象になるのか知りたい」と思った段階で、まずは誰かに相談してみてください。

ありがとうございました。
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